おせち料理とお重箱

今は亡き母親が昔に送ってくれたおせち料理用の重箱

木製、漆塗りのお重

 小さいながらお気に入りの重箱のワンセットがある。

 毎年、正月を迎えるにあたってこれに、おせち料理を一つ一つと丁寧に、しかも見栄えよく詰めていく。

 お気に入りというのは、今は亡き母親が昔に送ってくれた木製の漆塗りで職人が丹精込めて作った重箱だからだ。

 小振りなものだから、おせちを丹念に詰めていく内に三段重ねの重箱から海老なり数の子かはみ出して、なかなかフタをするのが、厄介なことになるのが、しばしばとなる。

 しかし、この重箱に触れると母親の愛情を感じ、職人の重箱に対する思いがこちらに伝わってくるから料理を詰めることは好きだ。

 何とか料理を詰め終えて重箱を重ねるときは、箱に描かれた松の木の図柄に合わせて下、中、上の箱と順番を確認し左右の確認も松の図柄にあっているかを確認しておせち料理の詰め合わせ作業が完成する。

 このあと、箸入れに筆で名前を書いていきお重用にも書いて置く。

 ここまですると一息を付ける。後はお正月が来るのを待つのみだ。

 

お正月がやってくる

 

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